ペンタックスSPをFUJICOLOR 100で試写

 

先日義理の父からASAHI PENTAX SPを譲っていただきました。

フィルムカメラはかれこれ15年以上使用しておらず,久しぶりに撮影してみたので備忘録も兼ねて簡単な使い方とフィルムの条件出しをしました。

 

◆ペンタックスSP概要

  ・1964年発売 M42 マウント 400万台くらい売れたらしい

  ・TTL露出計内蔵

  (TTL測光内蔵世界初は1960年発表のPentax SP試作機とのことだが商品化はされなかった)

  ・M42マウント

   直径42mm,ピッチ1mmのねじ込み式のオープン規格。1950~1970年代にかけて全世界で普及した。

◆使用レンズ

 SMC TAKUMAR 135mmF3.5 

 

◆使用フィルム

FUJICOLOR 100というキタムラカメラで最も安く売られていたフィルムです。

FUJIFILMフィルムシミュレーションのクラシックネガのモデルとなっているといわれているらしいです。

 

◆使用方法

①巻き戻しクランクを引っ張り上げ裏ブタを開く

 

②フィルムを装填し,巻き戻しクランクを下げて固定

 

③フィルムを引っ張り出して巻き上げレバー下のスプールの溝に差し込む

 

④巻き上げる(フィルムの穴とギアがかみ合っていることを確認)→裏ブタ閉める

 

⑤フィルムカウンタが「1」になるまで巻き上げ→シャッターを切る

 

⑥撮り終わったら巻き上げレバーが動かなくなるので

 底の巻き戻しボタンを押し,巻き戻しクランクを回す

 

◆作例

電池の液漏れで電池蓋が取れないため露出計が使えませんでした。

露出計はスマホのアプリなどでも代用できますがフィルム特性の条件出しも兼ねてシャッタースピードを5段分振って最適露出を確認しました。F値は3.5固定としています。

①シャッタースピード1/125 F3.5 ISO100 

②シャッタースピード1/60 F3.5 ISO100 

③シャッタースピード1/30 F3.5 ISO100 

④シャッタースピード1/15 F3.5 ISO100 

⑤シャッタースピード1/8 F3.5 ISO100 

⑥シャッタースピード1/4 F3.5 ISO100 

 

ピントの合っている被写体は昔盛岡駅で購入した八幡馬という郷土玩具です。奥の被写体はニコンFM,被写体手前はSMC TAKUMAR 35mmF3.5 です。

フィルムらしくコントラストが低いですが,デジカメより諧調が広く適正露出付近(1/30 F3.5 ISO100 ±2段分程度 )で撮影すれば問題はなさそうな印象を受けました。

使用したレンズSMC TAKUMAR 135mmF3.5 は手持ちのデジカメZ6で使用するとよく映るレンズなので,作例の雰囲気はほぼフィルムの印象で決まっていると思われます。

また別の機会にフィルムも種類を変えて比較しようと思います。

 

 

 

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