名所として有名な紅葉の絨毯を見る目的で栗駒山を登山した。栗駒山は宮城・岩手・秋田の三県にまたがる標高1,626mの成層火山である。栗駒山の紅葉は「神の絨毯」と称されており日本屈指の山岳紅葉が楽しめる。9月下旬~10月上旬が見ごろとなる。登山は天気の良い日を選んだが、天気予報と登山タイミングが少しずれガスの中での登山となった。紅葉の絨毯はガスの中でも見られたのでその様子を紹介する。
アクセス
栗駒山登山口のあるいわかがみ平駐車場(標高1113m)の場所を以下のマップに示す。また写真1にいわかがみ平駐車場の様子を示す。駐車場にはトイレも併設されており、車中泊もしやすい。いわかがみ平からの登山ルートは中央コースと東栗駒コースの2つあるが、今回は簡単な中央コース(登り90分、下り70分程度)のピストンとした。
2021年当時はマイカーでいわかがみ平駐車場を利用できたが、2022年から繁盛期は緊急車両の通行の妨げの防止および渋滞による環境負荷の低減のためマイカー規制がされており、いわかがみ平まではシャトルバスでしか行けないことになっている。最新情報については栗原市観光ポータルを参照のこと。
撮影した写真の紹介
車中泊したため早朝は日の出を撮影することができた。写真2はいわかがみ平駐車場から東方向を撮影したものである。日の出後天気が悪化したため車内で待機し、雨が収まったところで登山を開始した。
中央コースは途中まで写真3で示すように石畳の登山道となっている。危険箇所は少ないが、濡れて滑りやすくなっている場合は注意が必要。
30分ほど歩くと低木樹林帯となり視界が開け始める(写真4参照)。
晴れていれば蔵王連峰・駒ケ岳・早池峰山・月山・鳥海山を眺められるようだが、ガスのため景色は見えなかった。当日の山頂の様子を写真5に示す。山頂標識のそばに駒形根神社という神社の奥宮が立っている。
紅葉の絨毯を見下ろしながら中央コースを下る様子を写真6に示す。ガスに包まれながらも稜線がうっすら確認できる。斜面に見られる緑と赤の入り交じっており、紅葉が進んでいる様子が確認できた。
写真7のように、標高が上がるにつれ緑→緑&黄&赤→草紅葉と色が変化していく様子が見てとれる。
まとめ
栗駒山をいわかがみ平から中央コースで登山し、ガスの中の紅葉の絨毯を撮影した。中央コースは特に難所もなく、気軽に山歩きが楽しめる登山道であるので天気の良い機会をみつけて再訪したい。ただし近年はマイカー規制など状況が従来から変化しているのでアクセス時は最新情報を確認しておくのが望ましい。