2019年8月、唐松岳(標高2,696m)にテント泊登山した。夜間は唐松岳山頂付近から星空撮影をしたのでその様子を紹介する。
アクセス
JR白馬駅から松本電鉄バス(八方行,猿倉行)に乗り八方で下車→八方ゴンドラリフト八方駅まで徒歩→八方駅から八方池山荘までは八方アルペンライン(ゴンドラおよびリフト)を利用した。
登山行程と撮影した写真の紹介
八方山荘(標高1,830m)~八方池(標高2,060m)付近は木道が整備されており登山客でなくとも歩きやすいコースとなっていた。第3ケルン(標高2,080m)以降は登山装備が必要とのこと。
標高2130m付近より上になると標高が高くなるにもかかわらずダケカンバ林(下ノ樺)が現れる森林限界の逆転現象が見られる。
丸山ケルン(標高2,430m)を越えると展望が開け、唐松岳、不帰ノ嶮(Ⅰ峰・Ⅱ峰・Ⅲ峰)、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳が見渡せる。
唐松岳頂上山荘(標高2,620m)下の西側斜面のテント場にテント設営をし,唐松岳に登頂。ガスに覆われていたためテント場に戻り仮眠。
23時ころに起床し撮影再開。月が出ている時間帯は天の川は月と同じ南~西方向となってしまうため、北極星方面(不帰キレット、白馬鑓方面)を撮影。
月が沈んでからは剣岳方面と秋の天の川を写すことができた。山頂のため富山市街によるであろう光害の影響が大きいことがわかる。
雲がまばらに出ていたため綺麗な天体撮影はできなかったが、標高が高いこともあり星ははっきり観察できた。
東側の唐松岳頂上山荘方面は白馬村や長野市街(?)の明かりが見られる。
明け方は北東の稜線から妙高連山にわたって広がる雲海が見られた。
まとめ
唐松岳は夏場は比較的登頂しやすく、頂上からは全方面にわたり景色が楽しめる山であり雲海も見ることができる。また2019年10月には唐松沢雪渓が国内7か所目の氷河であることが確認されるなど,地理的にも非常に面白い場所である。次回登山時は不帰ノ嶮方面にも少し足を延ばす等してみたい。